鹿の石(トナカイの石)は、主にシベリアやモンゴルで発見された古代の巨石で、古代の巨石記念物の一つです。空を飛ぶ鹿が彫られていることから、この名がついたそうです。存在理由などは諸説ありますが、鹿の石は、おそらく紀元前1000年頃に青銅器時代の遊牧民によって建てられたと考えられています。その後の文化では、石を自分たちの古墳(ケレグズールと呼ばれる)やその他の目的のために再利用することが多かったようです。鹿の石は、古代遊牧民の芸術的で素晴らしい創造物です。フスタイ・ヌルウ国立公園の鹿の石は、モンゴルの首都に最も近い鹿の石であり、ほかのほとんどの鹿の石はウランバートルから数キロ西に位置しています。